会津高原秘境駅&只見線沿線ツーリング

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秋だ!ツーリングシーズンだ!紅葉狩りだ!と思ってどこに行こうかと考えると別に秋じゃなくてもお気に入りのルートである会津高原が第一候補。その日の気分次第で走行ルートをアレンジできるのも良いのです。

そう思って一度突撃してみたものの、只見駅まで行ってもほとんど紅葉しておらず、仕方なく会津高原を一周して帰ってくるだけとなりました。

このままでは終われないので天気予報とにらめっこして約2週間後に再度突撃。更に只見線の不通区間まで足を伸ばしてみようという欲張りルートがこちら。

「会津坂下ICから磐越道に乗れば水戸まですぐに帰ってこられるやろ」とか思ってたら全然そんなことはなかったぜ。それでは当日の模様です。

水戸~男鹿高原駅~道の駅番屋~かねまる食堂

8時半くらいにまったりと出発。適宜休憩をはさみつつ、栃木県に入って一気に道の駅湯の香しおばらまで。Google Mapのナビのおかげであんまり混雑してない裏道を発見したので便利便利。

ここも既に紅葉してる。これからあの山を登っていきます。

紅葉シーズンを迎えた観光地では渋滞が発生しているニュースを見ていたので、塩原温泉郷も激混みかもと心配していましたが、思いの外スムーズに走行できました。

今回は会津高原にある道の駅番屋までの走行を動画で撮影してモトブログにしてあるので、お時間がある方はそちらもご覧ください(本記事の末尾にリンクを貼っておきます)。最高の状態でした。問題はGoProの取付角度がちょっと上過ぎたことですわな。

会津高原へ向かう途中に、今回の目的地の一つである男鹿高原駅があります。秘境駅ランキングは16位と結構高め。ツーリングの途中にふらっと寄るならそんなに苦ではない感じ。とは言え電車で来てこの駅で降りても誰かに迎えに来てもらわないと相当きついことになりそうです。駅前こんなだったし。

地図だとこう。

山の景色がとても綺麗ですが近くを公共交通機関が通ってる様子もなく、Wikipediaの記事見てみたら一日平均乗車人員が1人を切っており、近隣にお住まいの方が使うのみって感じですね。ただGoogle Mapに結構なクチコミが付いてるのが面白い。

男鹿高原駅の先には会津高原尾瀬口駅があり、そちらは比較的開けた場所にあります。今回のツーリングではちょうどわいの目の前を会津鉄道の列車が通過し、その列車を追って会津高原尾瀬口駅のロータリーまで行ったりしました。

会津高原尾瀬口駅から西に国道を進んで峠を超えると、間もなく道の駅番屋に到着。ここも山が綺麗なので思わずパノラマ撮影しています。

昔話に出てきそうな景色。

この時点で時間は12時半くらいとなり、ぼちぼちお腹も減ってくるところ。この道の駅は蕎麦ぼうろみたいな甘さのある「そばソフト」っていうソフトクリームの他に蕎麦がきの素揚げなんかも有名なんですよね。ただこの日はもうちょっとガッツリしたものを食べたかったので、会津高原では定番の食事スポットであるかねまる食堂さんに突撃。

会津といえばソースカツ丼。食べごたえあり。
お店の壁には木賊温泉の萌キャラおった。髪の毛は赤カブらしい。
こちらは2週間前に来た時にいただいた会津高原ラーメン。山菜キノコたっぷりでおすすめ。

かねまる食堂~田子倉ダム~旧田子倉駅跡

お腹いっぱいになったので、ちゃんと食休みしてから出発。今度は福島県と新潟県の県境の辺りにある田子倉ダムを目指します。途中の景色も最高でした。

稲刈りが終わった田んぼと色づいた山と青い空。

この辺りはトマトがたくさん栽培されているようで、並んでいるビニールハウスはみんなトマトみたい。トマト専用の選果場みたいな施設もありました。今回は立ち寄らなかったけど道の駅きらら289にはトマトラーメンとかあるしね。

南会津町から只見町に入ると、只見川の支流である伊南川と並走するルートが続きます。地図だと以下の辺り。

この辺から工事現場や工事車両が増えてくる感じでした。今回向かう只見線の不通区間の原因は2011年の豪雨災害ですが、それ以降も台風による大雨などでダメージを繰り返し受けているのかも。

只見駅前をスルーして田子倉ダムまで来てみると、2週間前とは打って変わって見事な紅葉。下流側にある只見ダム&只見湖を眺めて撮影したのがこの記事のトップ画像です。色調補正しなくても自然な美しさがあっていい感じ。

田子倉ダムは売店やトイレの他に展望スペースがあったりして丁度いい休憩&気分転換スポットなのでお気に入り。展望スペースから田子倉湖側を撮影するとこんな感じになります。

ただ、この田子倉ダムのふもとから登ってくる道は急カーブ連続の激坂なのでまだバイクにあんまり慣れてない人は要注意。対向車もよくはみ出してくるし。

田子倉ダムから更に新潟方面へ進むと、今回の目的地の一つである旧田子倉駅跡に着きます。いきなり道の横に廃屋みたいなのが出てくるやつです。駅の北側の方に砂利敷きのスペースがあるのでそっちの方が停めやすいかも。

駅…駅?
南側の入り口は閉鎖中。
北側から。廃駅になる前からこっち側の入り口は板が打ち付けられてました。

この駅(だった場所)は、長距離ツーリングを始めたばかりの頃からお気に入りで、ちょくちょく来ていました。昔のブログからその様子をサルベージした記事もあるので、これも 本記事の末尾にリンクを貼っておきます。なお、その2004年当時の記事によるとこの駅は秘境駅ランキング13位でした。

旧田子倉駅跡~只見駅~会津川口駅~道の駅会津柳津

只見駅の前まで戻って、ヘルメットにGoProを再度装着。ここから会津川口駅までは只見線の不通区間なので、その様子を動画で記録できないかなという目論見です。

ちょうど不通区間の代行バスが来てました。

前述の通り、只見線が大きな被害を受けた豪雨災害が発生したのは2011年です。それから10年、どんな復旧作業が行われてきたのか気になっていたのです。

ただ、こちらの動画撮影時もGoProの取付角度がちょっと上過ぎてですね…。モトブログの形にするかどうかは要検討(※モトブログにしたので、 本記事の末尾にリンクを貼っておきます )。ただ、その中でもこの場所を通過したシーンだけは先にお見せしておきたい心。

本名ダムの辺りです。すげーすげーという言葉しか出てこないような大工事してました。この地図上で一部灰色(スノーシェッド内)になってる国道252号が只見川の北岸へまるっと移動することになるんだと思います。動画で一瞬だけ映るトンネルの出口はそこにつながるはず。

帰宅後に調べてみたら、JR東日本さんとこの資料にこの部分の工事について図説がありました。

川底がえぐれて橋脚ごと流されちゃったから、そこを補強してでかい橋をかけ直したんですね。これは大変だわ。

ここを過ぎると間もなく会津川口駅に到着です。

駅の売店でどら焼き買いました。

売店の店員さんにお話を聞くと、不通区間については2022年秋くらいに復旧するかも(未確定)という状態のようでした。「橋が3つ落ちた水害」と表現されてましたね。

この時点で15時半を過ぎており、陽がどんどん落ちていきます。暗くなったらめっちゃ寒くなりそうだし不慣れな道は危ないと思ったので、高速道路を利用して水戸まで戻ろうと決意。会津坂下ICへと向かいます。

その途中にある道の駅会津柳津に到着したら、なんかお祭りやってる。

めちゃでかい赤べこ。
赤べこファン大感謝祭
いい雰囲気でした。

お祭りを眺めてたら日が暮れちゃったので、後はもう淡々と走ろうという感じになりました。

道の駅会津柳津~会津坂下IC~阿武隈高原SA~水戸

会津坂下ICから磐越道に乗る頃にはもう真っ暗。でもそのおかげで、会津若松市街の夜景がキラキラしてめっちゃキレイでした。

とは言え11月の会津は日が暮れるとめちゃ寒です。高速道路上の電光掲示板にも「会津はもう冬!冬タイヤの装着を!」みたいな警告が繰り返し表示されていてヤバい感じ。11月後半にはこんなニュースも流れていたので、天候には要注意です。

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バイクの気温計では7℃の表示。高速で走ると体感は更に低く、もう体中が痛くなるような寒さでした。そして、会津若松って水戸から遠いんですね…。2時間かからずに戻れるかなとかナメたこと考えてたら、Google Mapの案内でがっつり3時間以上と言われました。この寒さでそれはきつい。

一応、ガチ目の冬装備はトップケースに積んであったので、阿武隈高原SAでビニールズボンや冬用グローブを装着。足首や袖口からの冷気の侵入を防ぐだけでもかなり違います。

喜多方醤油ワンタン麺で身体の内部を温めることも忘れない。
ご当地ポテチ馬刺し味。
ご当地ポテチ桃味(?)

磐越道から常磐道に入り日立を過ぎて関東平野まで降りてくると、気温がどんどん上がって13℃くらいに。これくらいであれば身体が痛くなるようなことはないので、水戸までは比較的楽に走れました。

紅葉の見頃を狙うと朝晩の冷えが厳しい時期になるので、会津に突撃する際はその気温に応じた装備が必須です。装備さえしっかりしてればかなり楽しめるのでオススメ。この日の走行距離は520kmくらいでした。おわり。

行った日:2021年11月6日(土)

塩原から会津高原にかけて撮影したモトブログと只見線不通区間に沿って撮影したモトブログ、それと2004年訪問時の田子倉駅の様子はこちらです。また、ツーリングマップルは関東甲信越版でも今回走った辺りまではカバーされてます。

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