東北の太平洋側ツーリング(震災遺構の訪問多め)

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女川~南三陸~陸前高田~宮古

2日目はそんなに長距離を走る予定ではないので、9時前くらいにゆっくり出発。女川から北に向かう国道398号(リアスブルーライン)を走ります。ツーリングマップル東北でおすすめルートになっているのも納得の、変化に富んだ楽しい道です。

ただ、所々に【過去の津波浸水区間】という標識があります。海際の道は分かるんですが、そこから随分登った場所にもその看板が出ていて、ちょっと想像がつきません。そういった区域を避けるように新しい道路を建設中でした。

そして北上川にさしかかるその手前に、震災遺構である大川小学校があります(公式サイト)。

校庭のすぐ横には山があったんです。
重すぎる数字。

遠くから施設が目に入った瞬間に、ヘルメットの中で「ああ…」と声が出てしまう、そういう場所です。今回のツーリングで走るルートを検討している際、ツーリングマップルでもGoogle Mapでもこの遺構の記載があり(上に貼ったGoogle Mapを拡大するとすぐに表示されます)、素通りするには忍びなく訪問しました。

黙って手を合わせることくらいしかできませんでしたが、ここも「自分の目で見ておくべきだな」と思えた場所でした。

更にリアスブルーラインを北上し、南三陸町へ。海際の国道46号を走っていると、どうも以前は線路だったような道と並走する区間があります。調べてみたら気仙沼線BRTでした。初めて見るものが多くて刺激になるなあ。

そのまま並走を続けると町に入り、すぐに南三陸さんさん商店街に到着です。

天気良くてお客さんも結構来てました。

時間的にはまだ10時半なのでそこまで腹ペコではないものの、美味しそうな香りがするものがあちこちで販売されているので辛抱たまらん。

そんなの美味しいに決まってるやん。
今日は日曜日なのでいくしかない。

目につくものが美味しそうなものばかりで、ついつい買っては食べてしまう。そして商店街のすぐ横には、また震災遺構があります。

南三陸町旧防災対策庁舎。

防災無線で最後まで避難を呼びかけ続けた職員の皆さんがおられた場所です。下から見上げるその屋上の更に2メートル上が津波の高さ。これもまた現地に立たないと実感できません。ここもお花が供えられていたので、手を合わせました。

周囲は嵩上げされ、復興祈念公園に。

この一帯をドローン撮影した映像がありました。冒頭の画面下部に旧防災対策庁舎が見えます。すごい工事をしたんだなあ。

一休みしたらさらに北上。ここから先は国道と三陸道の無料区間が並走しているので、今回は三陸道を利用して一気にショートカットします。気仙沼とか三陸復興国立公園とかはまた次回の東北ツーリングまで取っておくということで。

そして12時過ぎのお昼どきにちょうど道の駅高田松原に到着。ツーリング計画を立てている時には「陸前高田の海の幸を食べられそうなところ」くらいのつもりでここの訪問を決めたんですよ。ところが実際に来てみたら思ってたのとまるで様子が違う施設です。とても道の駅には見えない。

防潮堤から施設全体を眺めるとこんな感じ。

静かな献花台が用意されている、大きな追悼施設という雰囲気。上の写真の建物の左側に道の駅的な売店などがあり、右側は震災津波伝承館。伝承館の展示内容はこれもまた執念を感じる充実ぶりで、職員さんが丁寧に解説してくれます。

延々と続く巨大な防潮堤に圧倒される。

この日は日曜日ということもあり、訪れている人は多く感じました。皆さん思い思いに海を見てました。

防潮堤から下りて道の駅の食堂へ。混雑していて座る場所探しに苦労したものの、無事に陸前高田の海の幸にありつけました。

海鮮丼におそばが付いてくるスタイル。

なるほど、行列ができるだけのことはある美味しさ。海際を走るツーリングでは海鮮モノを食べる機会が増えるけど全然飽きないな。追悼と地元PRが同居している、とても印象的な道の駅でした。

食休みをして、今度は一気に宮古へ。大槌町~山田町から重茂半島を回るのも興味を惹かれたところですが、今回は宮古の町を明るいうちに歩いてみたかったのです。とりあえず宮古観光では外せないという浄土ヶ浜へ。

駐車場から見える海が既に綺麗。
どうやってこの地形になったか想像すると面白い感じ。

昔々の人がイメージする極楽浄土の風景はこういうウミネコがたくさん飛んでるものだったのかなとか考えている横で、そのウミネコがめっちゃ餌付けされてて面白い。駐車場から往復すると結構疲れますね。

そこそこ汗をかいたので早くお風呂に入りたくなり、今日の宿へ。

シブくて大好き。

16時過ぎには宮古ホテル沢田屋さんに到着。こちらは大浴場があり、なんと一番風呂をゲット。昨日の女川で温泉を逃した分、たっぷり温まりました。

一休みしたら、今度は宮古駅の方へお散歩に向かいます。

素敵な佇まい。すぐ横には三鉄の旧駅舎がありました。

宮古というと、こち亀の両さんが宮古にくるエピソードを思い出します。調べてみたら8巻に収録だそうで、かなり初期ですね。子どもの頃に読んだのにやたら印象的でよく覚えています。大体30年越しでの訪問となりました。

駅から少し歩いたところにあるお店で今日の晩ごはん。

やっぱりお刺身から。これまた美味しい。
そのまま流れるようにお寿司へ。

宮古の地酒・千両男山がお魚にバッチリ合って美味しかったな。なお、こちらのお店では地元のお客さんたちがホヤを頼みまくってたんですよ。わいはホヤが苦手なのでこの日は遠慮しちゃったんだけど、もしかして苦手だからこそ突撃しておいた方が良かったのではと後から悶々としてしまった。次回訪問時にリベンジですな。

お店を出ると、この日もなんとも言えない黄昏の空。

山の向こうに沈む太陽からの淡い光が良すぎる。

コンビニの駐車場でしばらく空を眺めてたらおまわりさんに変な目で見られたわ。怪しかったかな。

さて、宿に戻って最終日のルートを検討します。ここから水戸までまっすぐ戻るだけだとつまらないので、どこかで道草したい。

なんとなくツイートしていたら奥州方面をおすすめしてもらいました。

中尊寺にはまだ行ったことない(というかバイクで岩手に来るの初めて)なので、鉄板の観光名所を押さえておく方針に決定。

詳しいルートはGoogle Mapのナビ任せにすることにして、さっさと寝ました。

コメントはお気軽に

  1. 之定 より:

    読ませていただきました。
    【アステリズム】発売からもう10年近くなりますね。
    イシダさんの取り組み・行動を当時見ていたので、イシダさんが実際に東北へ赴き、
    震災の復興の進んでいる現状を知ることが出来て良かったです。
    この記事を参考に東北方面へのツーリングルートを決めたいと思います。
    ご飯処の紹介はかなり助かります。

    • イシダP より:

      コメントありがとうございます。当時のことをご存知いただいているようで嬉しいです。
      東北ツーリング、ぜひお楽しみ下さいー。

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